日本での岩盤浴発祥の地は、秋田県の玉川温泉と言われています。
玉川温泉の歴史は?
玉川温泉の岩盤浴ってどんな感じ?
このような疑問にお答えします。
【この記事の内容】
- 玉川温泉の歴史
- 玉川温泉の泉質と効能
- 玉川温泉の岩盤浴の様子
玉川温泉の歴史
玉川温泉は秋田県仙北市にあり、奥羽山脈の活火山 秋田焼山の西側に位置します。
秋田焼山は、硫黄ガスがいくつも噴き出して硫黄の匂いが漂うことから、硫黄山とも呼ばれたりします。
玉川温泉のお湯は、806年に秋田焼山が噴火したことによって噴出し、現在までの間枯れることなく湧き続けています。
この湧き湯は、1680年に鹿狩りをしていたマタギ(狩猟者)によって偶然発見されました。
発見時に傷を負った鹿がこの源泉で傷を癒していたそうです。
その後、1885年(明治18年)に湯治場として開かれ、1934年(昭和9年)に玉川温泉という名称に改められました。
玉川温泉の泉質と湯治の効能
玉川温泉の泉質と効能は、以下の通りです。
泉質 | 酸性塩化物泉 |
---|---|
泉温 | 98℃ |
効能 | 高血圧症 動脈硬化症 婦人病 神経痛 皮膚病 喘息 など |
玉川温泉は湯量が豊富で泉質が良く効能も多いことから、本格的な湯治場としてとても人気があります。
「大噴」(おおぶけ)と呼ばれる湧出口から、塩酸を主成分とするpH1.05(日本で一番pHの数値が低い)の強酸性泉が毎分9,000リットル湧出する。単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇る。
出典:玉川温泉 (秋田県) – Wikipedia
もちろん、これらの病気や症状が全て必ず治るわけではありません。
しかし、湯治でこれらの病気が治ったり症状が改善した人がいるのも事実です。
やはり、自分自身の治癒力が高まることで症状の改善に繋がるのでしょう。
玉川温泉の岩盤浴と北投石
玉川温泉の岩盤浴は、屋外の地熱のある岩盤浴小屋で行います。
湯気の立つ岩場に建てられた屋根だけの簡易テントの下で、地面の上にゴザなどを敷いて横になります。
まさに、”岩盤”浴です。
火山の地熱で岩盤浴ってすごい!
この岩場から採取される鉱石に北投石というものがあり、この鉱石は玉川温泉と台湾の北投温泉からのみ産出されると言われています。
この北投石やその他の鉱石が火山の地熱によって温められて遠赤外線を発生させ、体の芯から温められます。
このような岩盤浴が玉川温泉の伝統的な温熱治療法となりました。
岩盤浴発祥の地 秋田県の玉川温泉 まとめ
この記事では、岩盤浴発祥の地 秋田県の玉川温泉について、歴史と泉質・効能を紹介しました。
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